2015年11月25日水曜日

人工知能東ロボくんって何なの

人工知能「東(とう)ロボくん」の模試成績がかなりいいんだね
車の運転も人工知能がベースになりそうだし、
本腰いれれば、2021年より前倒しで実現しそうだよ

東京大学への合格を目指す人工知能「東(とう)ロボくん」の模試成績に、ネット上で驚きの声が上がっている。
   東大の合格偏差値(ベネッセの基準でおよそ70)には至っていないものの、30以上の
国立大学、400以上の私立大学で合格率80%以上のA判定を獲得したというのだ。年明けの
入試を控えた受験生は、人工知能(AI)の「躍進」をどう思っているだろうか。

「人間らしい上質の知性が問われると信じられていた論述において、優秀とされる人間が
機械を下回ったことは衝撃でした」。国立情報学研究所(NII)が進めるプロジェクト「
ロボットは東大に入れるか」のリーダーを務める新井紀子教授はJ-CASTニュースの取材に
こう答える。東ロボくんは、人工知能の限界を調べる同プロジェクトのために作られたロ
ボットで、2021年までの東大合格が目標だ。

   2015年11月14日に発表された東ロボくんの最新模試結果は、人間を驚かせるに十分な
ものだった。東ロボくんは15年6月にベネッセコーポレーションのセンター式模試「進研
模試 総合学力マーク模試・6月」を受験。5教科8科目の合計点で、全国平均416点を大き
く上回る511点(偏差値57.8)を取った。

   国語や英語、物理は偏差値50以下とふるわなかったものの、数学ⅠAは偏差値64.0、Ⅱ
Bは同65.8、世界史Bは同66.5と優秀な成績を収めた。前回14年に受験した代々木ゼミナー
ル模試の結果が偏差値47.3だったことを考えると、大きな進歩と言える。

   33の国立大学にある39学部64学科、441の私立大学にある1055学部2406学科で合格率80
%以上のA判定を獲得。早稲田大や慶応義塾大といった難関私大の合格率も60%以上だっ
た。順位も全受験者数11万6000人中2万5343位と、難関大学を狙える位置につけている。

   また、2次試験を想定した駿台予備学校の論述式模試「東大入試実戦模試」にも初挑戦
し、世界史は偏差値54.1と平均以上だった。
一体なぜ、ここまで成績を伸ばしたのか。前出の新井教授は「前回模試で点数の低かった
世界史と数学の『むら』をなくしたため」と語る。前回の模試以降、過去問などのプログ
ラムを最先端のAI技術で試すベンチマーク(試験)を繰り返した。そのことが今回の成績
に影響しているようだ。

   とはいえ、過去に偏差値50を上回ったにもかかわらず今回成績が伸び悩んだ科目もあ
る。そこは「ベンチマークと、人間が想定する問題空間との間に未だ乖離があると考えら
れます」と新井教授は分析する。

   テストの回答能力で人間を超える人口知能。受験勉強や大学入試は果たして「人にし
かできないもの」なのか。そんな疑問を新井教授にぶつけてみたところ、駿台の論述式模
試で、世界史大論述の得点が9点だった(配点26点で平均4.3点)ことに触れ、「データか
ら見ると、そうは思えません」と断言した。
大学偏差値

   ・

0 件のコメント:

コメントを投稿